【この記事は、こんなあなたのために書いています】
・切迫早産で入院になってしまった
・双子妊娠中で、管理入院のリスクが高いと言われている
・小さな子どもを残しての入院生活の様子が気になる
こんにちは!3歳長女と0歳男女双子を育てるママライター、れいです。
切迫早産のリスクが高いと言われる双子妊婦。

私も例に漏れず、妊娠31週で切迫早産と診断され、2歳すぎの娘を置いて1ヶ月間の管理入院に…
初めてママと離れて過ごす上の子への心配、
無事に元気な双子を出産できるかという不安、
長時間のベッド上での寝たきり生活。
無事に出産を終えた今となってはいい思い出になった入院生活でしたが、入院当初は、気持ちもかなり不安定になっていました。
この記事では、私自身が経験した1か月間の入院生活の様子と、長い入院期間を少しでも快適に過ごすための工夫をいくつかご紹介します。
これから長い入院生活を過ごす(かもしれない)皆さんにとって、少しでもお役に立てば幸いです^^
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切迫早産の安静度合い
私が入院した病院では、切迫早産の妊婦さんは病棟フロア外への出入り禁止。
売店も別のフロアにあったため、行くことができませんでした。

まだ週数が浅い状態で早産のリスクが高まってしまうと、トイレと食事のとき意外ベッドから降りることも禁止!という場合もあったようです。
私自身はそこまで安静の度合は高くなく、入院中の病棟フロア内は出歩いてよかったのですが、自由時間もできるだけベッド上で過ごすようにと言われていました。
また、ベッドのリクライニングを起こして座ることは早産のリスクを高めるため、極力避けるよう指示されていました。
入院期間中の様子と過ごし方
一日のスケジュール
入院中の一日のスケジュールは、こんな感じでした。

私の場合、切迫早産に加えて妊娠糖尿病も抱えていたので、朝昼夕の三食は低糖食、その合間にちょっとしたおやつが支給されていました。
7:00 | 点灯 | 看護師さんによる簡単な体調チェック。その後、朝食まで自由時間。 |
8:00 | 朝食 | |
9:00 | 心拍チェック | お腹にモニターをつけて、NST(ノンストレステスト)をします。 20分間連続で心拍があることを確かめるので、 赤ちゃんが動いて心拍音が途切れると最初からやり直し…早いと30分程度で終了、 長い時だと1時間近くかかりました; NST中は寝返りもできないので、長くなるときつい… |
10:00 | 血糖値測定 →おやつ | |
11:00 | フリータイム | 毎週月曜日には、この時間に妊婦健診がありました。 早産のリスクが高まっていないか毎回ドキドキでしたが、 エコーで赤ちゃんの姿が見られるのは楽しみ♪ |
12:00 | 昼食 | |
13:00 | シャワー | 大部屋の場合、共用シャワーを朝10時から17時までの間のみ利用可能。 昼食後の血糖値を下げるため、また比較的空いているため、この時間に浴びていました。 |
14:00 | 血糖値測定 →おやつ | |
15:00 16:00 17:00 | フリータイム | この時間がとにかく暇! 夫の都合がつくときは30分間の面会をしていました。 それ以外の日は本を読んだり、動画を見たり… ベッド上から動けないので、ただただ時間が過ぎるのを待ちます。 |
18:00 | 夕食 | |
19:00 | 心拍チェック | この時間帯の心拍チェックはNSTではなく、簡単な経腹エコーのみ。 10分程度で終わりました。 |
20:00 | フリータイム | |
21:00 | 消灯 |
部屋の様子
個室も検討しましたが、差額ベッド代が一日約1万円。
長期の入院では負担が大きすぎたため、まずは大部屋(4人部屋)に入室しました。

私が入室したときには2ベッド空いていて、右側が私のスペース、左側にもう一人の双子妊婦さんがいました。
コロナ時代の名残もあってか、仕切りのカーテンは常時閉めることになっていて、大部屋といえどほぼ個室状態。
同室の他の患者さんの気配は感じるものの、食事中やフリータイムも誰かの目を気にすることなく、大部屋でも気楽に過ごせました♪

個人のスペースはこんな感じ。
パイプ椅子の前にスライド式のテーブルがあり、食事などはここで食べます。
このスペースは縦長の細い窓しかなかったので少々息苦しい感じはありましたが、看護師さんに聞いたところ、「窓際のスペースは日が当たりすぎて逆につらいよ~」とのこと。
確かに、日が当たりすぎる窓際のベッドもつらそう…^^;
フリータイムの過ごし方
長時間ベッド上で過ごさなければならず、リクライニングを起こすことも避けたかった入院生活。
退屈なベッド上でのフリータイムの過ごし方をご紹介します。
動画視聴
人生のうちで、こんなにたくさんドラマを観るのは後にも先にもこの時だけ…と思うぐらい、観たかったドラマを片っ端から観ていきました!
(切迫早産で入院していた他の妊婦さんにも聞いたところ、皆さん同じような感じでした。)
自宅では食事中にテレビは見ない派でしたが、入院中は誰の目も気にならない自室で韓国ドラマをがっつり視聴⭐︎
長いNSTの間や寝る前の退屈な時間にも、面白そうなドラマを漁っていました。

日中の退屈をしのぎたい時間帯には、韓国ドラマ「ペントハウス」シリーズ、「ヴィンチェンツォ」などのハラハラドキドキ系や、「涙の女王」「エミリー、パリへ行く」などしっかり観たい海外の恋愛系をチョイス。
逆に、夜のリラックスタイムには、「きのう何食べた?」「舞妓さんちのまかないさん」など、主に日本のもので軽く観られるタイトルを選んでいました♪
読書
こちらも動画視聴と同様、非常にはかどりました!
フリータイムのうち8割ほどは、動画と読書で過ごしていた感覚。
家や実家にあるまだ読んでいない本を何冊か持ってきてもらって、読み終わったら次の家族面会のときに新しい本に交換してもらっていました。
(気分に応じて読みたい本を選べるように、常時5~6冊置いていました。)
育児をしながらだとなかなか読み進まない、がっつり系ミステリーやシリーズものも完走!
当時、夫がハマっていた貫井徳郎やビジネス系、また自分で買って積読していた小説や育児系の本など、ここぞとばかりに読みました。

↓入院中に読んで面白かった本
また、元々登録していたkindle unlimitedが入院中に大活躍!
本だけでなく、マンガや雑誌も読み放題のタイトルも充実しています。
手元の本とはちょっと違ったものが読みたいときに、本屋さんの立ち読み感覚でいろいろと探して流し読みするのも楽しかったです♪
産後のための準備
入院までに間に合わなかった準備をいろいろと進めました。
・チャイルドシート購入(Amazon)
・電動ハイローチェア購入(メルカリ)
・ベビーベッドレンタル手続き
・行政サポート(産後ケア、ベビーシッターなど)の確認
・スマホ機種変(オンラインで端末購入)←産後はそんな余裕ないと思ったので…
・出産報告LINEの宛先リストアップ、下書き
・内祝いの下調べ
特に育児用品の準備は、それぞれの使い勝手や料金などをじっくり比較検討したいタイプなので、入院中に有りあまる時間でゆっくり考えることができてよかったです!
入院生活に役立ったグッズ
ここでは、長い入院生活を少しでも快適に過ごすために、持って行ってよかったアイテムをご紹介します。
ワイヤレスイヤホン
これぞ入院のマストアイテム◎
大部屋では音を出せないので、ドラマもニュースも音楽もイヤホンをスマホに接続して視聴します。
ちなみに、今どき病院のテレビ(テレビカードを購入して視聴)を見る人はほとんどいないそうなので、有線タイプよりも断然ワイヤレスが便利!
↑入院当初は、元々持っていたこちらを持参。
電池持ち、使い心地、音質も問題なく、カラバリもあっておしゃれなのにリーズナブル!
↑入院から少し経って買い足したのがこちら。
普通のイヤホンだと、付けている方の耳を下にして横に慣れないのですが、こちらはつけたままでも寝返りができる、通称「寝ホン」。
通常のイヤホンよりもかなり小ぶりで、音質は若干落ちますが、ベッド上で動画を視聴する機会が多かった入院期間中、寝返りしてもイヤホンを差し替えなくても良いこちらの方がストレスなく過ごせました。
産後の今でも、子どもの寝かしつけ中にポッドキャストを聴くのに重宝しています♡
モバイルルーター
病院のWiFiはそこまで強くないことが多いよう。
特に夕方以降は多くの入院患者さんがネットに繋ぐため、回線が弱くなりがちでした。
ある日スマホで動画を観ていたら、いつのまにかWiFi接続が切れていて大量のギガを消費してしまい…
動画視聴やビデオ通話もたくさんしたいのに、弱いwifiに頼るのはあまりに不便すぎました。
入院から数日後、モバイルルーターを1ヶ月間レンタル契約したことで、動画視聴も家族とのビデオ通話も途切れることなく、入院生活が快適に☆
私が利用したのは、wifiレンタルどっとこむ。
このサイトひとつでSoftbank、docomo、WiMAXなど主要な会社のWifiを扱っているので、料金やスペックを比較できて、自分に最適なルーターが選びやすい!
返却期限の1週間前にはメールでリマインドが来て、延長したい場合の手続きも簡単。
返送方法もポストやコンビニ発送などサクっとできて、安心でした。
kindle端末
上の章でも書いたとおり、紙の本も何冊か持ち込んでいましたが、入院中に本領発揮したのがkindle!
正直、端末だけ買ってほぼ利用できていなかったのですが、入院中でも好きな本を好きなときに買ってすぐに読めたので、このときばかりはとても重宝しました。
スマホアプリでも読めますが、目への負担を考えると専用の端末が断然オススメです。

私が使っているのは、kindle paperwhite。
(↑のリンクのものからは一世代前のものを購入しました。)
目への負担が少ないことはもちろん、バッテリー持ちも非常に良く、ページめくりがスムーズで使用感はバツグンです☆

大きさは文庫本よりひとまわり大きいぐらい。
ベッドで横になった状態でも操作しやすいサイズ感。
加えて、kindle unlimitedに加入したのも大正解◎
小説からビジネス本、雑誌、マンガまで、何万冊もの選択肢の中から、月額980円のみで何冊でも読めるkindle unlimitedは、入院中のエンタメとして最適です⭐︎
初めての方は30日間無料で体験できるキャンペーンもあるので、気になる方はぜひ試してみてください!
枕
慣れないベッドに長時間寝ていると、頭や体が痛くなりがち。
マットレスは仕方ないにせよ、枕の持ち込みはOKの病院も多いので、枕だけでも慣れたものを持ち込むと快適に過ごせます♪
長らく枕迷子だった私ですが、こちらの枕に変えてからぐっすり眠れるようになりました。
スプレー型食器用洗剤
入院中、食事の食器は院内で洗ってくれますが、マイボトルやお箸、うがい用のコップなどは自分で洗う必要がありました。
スポンジと普通の洗剤で洗ってもいいのですが、大部屋だと毎回アワアワ&びしょびしょになるスポンジを自分のベッドスペースで保管するのが面倒…
スプレー型の洗剤を持ち込んだことで、毎日のボトル&コップ洗いが快適に♪
ちょっとしたことですが、少しの工夫でストレスなく過ごせました。
同室の妊婦さんも、私が使っているのを見てあとから買っていたようですよ^^
上の子のケア、面会はどうしてた?
長期間の入院が決まり、一番心配だったのが2歳の長女。
今まで私と離れて寝たのは私がコロナで隔離されていた一晩だけだったので、1ヶ月以上離れることになり本当に心配でした。

そして何より、私自身がとても寂しかったです。
そんな上の子に関する我が家の方針は…
「直接面会はしない」
「ビデオ通話はできる限りたくさんする」
病院では家族のみ一日30分の面会が認められていましたが、30分だけ会ったところで、もっとずっと一緒に居たいのにバイバイになるのがツラいだろう…
ということで、娘との面会は一切せず。
逆に、モバイルルーターをレンタルし、ビデオ通話のリクエストにはできる限り応えるようにしていました。
通話ができそうな時間帯を事前に夫に伝えて、その時間になると夫の方から「ママと話す?」と聞いてくれていたようです。
この方針が良かったのか、ママっ子だった娘もパパと二人の生活にスムーズに慣れ、「ママがいい!」とグズることもほとんどなく過ごせていたようです。
まとめ
切迫早産での入院が決まったときは、無事に元気な双子を産めるか、初めて母親と離れて過ごす2歳過ぎの長女は大丈夫か…と不安なことだらけでした。
が、後から振り返ってみると、家事からも育児からも解放されてゆったり休める、とても快適な時間でした(笑)
ママっ子だった上の子も、いざ母親が自宅にいなくなると意外にもあっさりしたもので、夫とおりこうさんに待っていてくれたようです。
早産のリスクもあり自由に動けないなどの制約はあるものの、自分がリラックスして過ごす工夫をすることで、長い入院生活も思い出の一部になるはず◎
この記事を読んでくださった皆さんが充実した入院生活を送って、無事に元気な赤ちゃんを迎えられることを心よりお祈りしています^^
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