【この記事は、こんなあなたのために書いています】
・妊娠中にコロナに感染してしまい、不安に感じている
・妊娠中のコロナの症状、薬、胎児への影響について知りたい
・妊娠中にコロナにかかった人の様子が知りたい
こんにちは!2022年生まれの長女を育てながら、双子を妊娠しているママライター、れいです。
妊娠中に新型コロナウイルスに感染してしまうと、とっても不安な気持ちになりますよね。
私も、双子妊娠後期の8ヵ月に入った先日、コロナに感染してしまいました…
今やコロナも珍しい病気ではなくなり、マスクや手洗いうがいなど、どれだけ気を付けていてもかかってしまうもの。
それは妊婦さんであっても同様です。
この記事では、妊娠中にコロナにかかったらまずするべきことや、症状、薬について、また私自身が妊娠後期にコロナにかかって完治するまでの様子をお伝えします。
どうかお身体を休めながら、最後までお読みいただけると幸いです。
目次
妊娠中にコロナ感染!?まずするべきこと、絶対にやってはいけないこと
妊娠中にコロナを疑うような症状が出てきた場合にまずするべきこと。
それは、「かかりつけの産婦人科に電話連絡」です。
そして絶対にやってはいけないことは、「コロナ疑い(または陽性)であることを伝えずに受診すること」です。
産婦人科には、妊婦さんや生まれたての新生児がたくさんいます。
どの医療機関も、産婦人科に関しては特に、コロナ等の感染症が持ち込まれないように細心の注意をはらっています。
まだ疑いの段階であっても、妊婦健診の予約があったとしても、そのことを伝えずに受診することだけは絶対に避けましょう。
上記の理由から、コロナ疑いや陽性結果が出たら、まずはかかりつけ医に電話連絡をします。
検査がまだの場合は、どこで検査を受けるべきか(通院中の病院 or 他の内科等)を確認。
その結果陽性になった場合、何日後から受診を再開できるかなどを確認しておきます。
すでに検査を受けて陽性になっている場合は、症状の有無等を伝えます。
特に、コロナの症状に加えてお腹の張りが強い、いつもと違う痛みがあるなどの場合は、詳細に伝えておきましょう。
自宅療養で問題なさそうであれば、次回の受診の基準を忘れずに確認しておいてくださいね。
妊婦がコロナにかかったら…
さて、実際にコロナ陽性の判定がでて、自宅療養することになったら。
妊娠していないときとは状況が違うので、いろいろと不安なこともありますよね。
ここからは、私が双子妊娠8ヵ月のときにコロナに感染した経験も交えてお伝えしていきたいと思います。
お腹の胎児への影響は?
私がコロナにかかって真っ先に心配したのが、やはり胎児への影響。
これについては厚生労働省からも発表されているとおり、「胎児への感染はまれ」であり、「ウイルスが原因で胎児に先天異常が引き起こされる可能性は低い」とされています。
何事も100%ということはありませんが、コロナが原因で赤ちゃんの先天異常の可能性が高くなるという心配はなさそうです。
薬は飲める?
私の場合、検査を受けた病院で妊婦であることを伝え、以下の薬を処方してもらいました。
①トラネキサム酸錠
咳等によるのどの炎症を抑える薬。
1日3回、食後。喉の症状がなくなれば服用中止してOK。
②カロナール
38.5℃以上の熱があるとき(解熱剤として)
または頭痛等の痛みがひどいとき(鎮痛剤として)、4時間以上あけて1日3回まで。
③SPトローチ
喉が痛いときに適宜服用。1日3回まで。
妊婦であることは伝えているので、当然どのお薬も胎児への影響はありません。
私の場合、①と③は半分ほど、②のカロナールは3回ほど、頭痛がひどいときに服用しました。
カロナールはコロナ以外の症状で服用されたことがある方も多いかもしれませんが、私には効きがよかったのか、飲むと数分程度で痛みがおさまってきました。
症状は?妊娠後期は特に重症化しやすい?
コロナが流行し始めた当初、妊婦のコロナ感染についてはいろいろと怖いうわさもありました。
ですが最近は、基礎疾患のない妊娠初期~中期の妊婦については、「同年代の妊娠されていない女性と変わらない」とされているようです。
ただし、妊娠後期(28週以降)に感染した場合は早産率や妊婦本人の重症化リスクが高まり、特に高年齢での妊娠、肥満、高血圧、糖尿病などに該当する場合は、それも重症化のリスク因子となるようです。
また病院によっては、妊娠後期でコロナに感染した場合、時期や状況により帝王切開での出産となる場合もあるようです。
もしこれらに該当する場合は、特に症状にご注意いただき、軽快後も体調の変化に注意して過ごしてくださいね。
【体験記】妊娠後期にコロナ陽性!発症0~6日目の様子
私の場合、「妊娠後期」「妊娠糖尿病」に該当しており、妊婦の中でも特にハイリスクな方でした。
そんなこともあってかなくてか、発症日からさまざまな症状がでてきました。
この項では、発症0日目(発症日当日)から6日目(完全回復)までの様子をご紹介します。
あくまで私の体験に基づく内容です。
同じ妊婦さんでも、コロナの症状は人によって大きく異なります。
参考程度にお読みいただき、なにか異変があればすぐに医療機関に連絡してくださいね。
発症0日目(発症日当日)
この日は平日で、娘は保育園、夫は仕事。
娘を保育園にお迎えにいくまでは、体調の変化もなく過ごしていました。
しかし、お風呂タイムの17時半ごろから身体に異変が。
全身の倦怠感、関節痛、悪寒、吐き気など、重めの風邪のような症状が急に現れたのです。
体感的には、インフルエンザのような症状。
熱だけはなぜかなかったのですが、娘を寝かしつける20時ごろには身体も限界を迎えていて、その日は娘と一緒に寝落ちしました。
発症1日目(発症日翌日)
朝起きると、全身の筋肉や関節が痛く、倦怠感や頭痛も前日より悪化していて布団から起き上がれないほど…
早起きしてしまった娘のお世話を夫に任せ、そのまま1時間ほど横になっていました。
なんとか起き上がって熱を測ってみると、38.1℃。
(身体のしんどさのわりには熱は高くない感覚。。)
娘にも保育園を休ませるべきか電話で確認しましたが、万が一親が感染症にかかっていたとしても、現在は特に濃厚接触者としてのお休みは求めていないとのこと。
さらに私が妊婦であることも気にかけていただき、「お母さんゆっくり休んでください~」とのことでしたので、お言葉に甘えて娘は保育園に預け、自分は予約していた病院へ…
そこで、インフルエンザだと思って受けた検査で、まさかのコロナ陽性の結果が出たのです。
結論からいうと、この日の症状が一番つらかったです。
倦怠感、関節痛、頭痛、悪寒、のどの痛みなど症状のオンパレードで、熱は最高で39℃まであがりました。
夫に付き添われて病院に行くも、身体がだるくスタスタと歩くことすら困難で、いつもの3~4倍の時間をかけてゆっくり移動する病人…
そして家に帰ったら隔離部屋を準備してもらい、ひたすら睡眠。
食欲もあまりなく、その日はほぼずっと寝ていました。
娘の保育園帰宅後のお世話もできそうになく、この日は私は家にいないということにして、産後2年1ヵ月にして急遽、夫初のワンオペナイトを頑張ってもらうことに…!
特に夜の寝かしつけは、ここ1年以上、母である私でないとギャン泣きで寝られなかった娘。
ですが、この日は「お母さんがいない」という緊急事態に何かを感じ取ったのか、夫の寝かしつけで一度もぐずることなくスムーズに寝ていったそうです。一安心…
発症2日目
前日の日中は一日中寝ていたにも関わらず、夜も久々の一人寝室で朝までぐっすり。
この日は土曜日で、夫が一日家にいる日だったので、私はもうしばらく隔離部屋で息をひそめて過ごすことに。
しっかり寝たおかげか、体調は前日よりは少しマシになり、熱も37度台まで下がってきたものの、丸一日の寝たきり生活で体力が全くなくなってしまい…
夫と娘が外出している間に、簡単な家事や家中の除菌をしようとしても、すぐに息切れしてしまって、思うように身体が動きませんでした。
やはり、毎日適度に身体を動かすことが大事なんですね。
この日は結局、15時ごろに娘がお昼寝から目覚めるまで、夫が一人で娘の相手をしてくれていたので、それまではゆっくり休むことに。
ひどい症状が少しマシになってきて、二人と合流してからも、感染させないよう家の中でもマスク、食事は別、お風呂は最後に…といった基本的な家庭内の感染対策を徹底していました。
この日の寝かしつけはやはり「おかあさ~ん!!」モードになってしまったため私がやり、娘が寝たら別室に移動して一人で寝ることに。
今日もゆっくり寝られる!と少し嬉しかったのですが、この夜はなぜか一晩中悪夢にうなされてしまい、ほとんど眠れないまま翌朝になってしまったのでした…
調べてみると、発熱時等に悪夢を見ることはよくあるそう。
主に10歳以下の子どもに多い症状(「熱せん妄」)だそうですが、大人でも発熱時に悪夢を見ることはあるようです。
ただでさえ体調が悪いのに、悪夢にまで襲われて悲惨な一夜でした…
発症3日目
悪夢のせいでなかなか眠れず迎えた朝。
前日の朝は少し回復した感覚がありましたが、やはり睡眠不足からか、この日の朝は頭痛や倦怠感などの症状が戻ってきてしまいました。
日曜日でこの日も夫がお休みだったため、特に症状がなく元気だった二人は日中たくさんお出かけしてくれました。
ありがとう夫よ…!
熱はもうほとんどなかったものの、症状は出たり出なかったり。
元気なときには家事などで少し身体を動かしつつ(←相変わらず息切れがすごい)、しんどい時間帯は横になって眠っていました。
この日も夜中の寝室は別。
悪夢こそ見なかったものの、この日は鼻づまりの症状もでてきて、特に夜中にひどくなり…
両方の鼻がつまってしまって全く鼻呼吸ができない状態に。
そうなると口呼吸をするしかないのですが、慣れない口呼吸が苦しいうえに喉の痛みも悪化し、この日もほとんど寝られず…
一体いつになればぐっすり眠れる日は来るのでしょうか。
発症4日目
鼻詰まりのまま迎えた月曜の朝。
この日娘は保育園に行けたので、夫に送りをお願いしてまたゆっくり過ごすことに。
読書やブログの更新もしたいけれど、もうすでに相当削られてしまった身体では、そんなことをする気力も起こらず…
寝られなかった分の体力を回復するため、この日も基本的には横になって過ごしていました。
午後3時ごろ、保育園からの電話で起床。
保育士さん「娘ちゃん、熱はないのですが少し咳がではじめたので、もし可能なら早めのお迎えをお願いできますか…?」
夫にお迎えに行ってもらってそのまま病院で検査をしたところ、やはりコロナ陽性…
気を付けていたつもりではあっても、やはり一つ屋根の下、移るときは移ってしまいます。
私の体調も完全回復しないままに、ここからは娘も保育園に行けず平日自宅保育の日々…
先が思いやられます。
ですが夫が急遽、翌日の出張をキャンセルしてくれて在宅勤務ができることに。
(もともと2人での出張だったところを、上司のみで行ってくれることになったそう。)
夫の職場の理解もあり、柔軟な対応に本当に助かりました。
この日の夜は前夜ほどの鼻詰まりもなく、久しぶりにまとまった睡眠をとることができました。
鼻が通じている、というだけでなんと快適なことか…!
病気になると改めて、健康のありがたさに気が付くものですね。
発症5日目
夫も娘も在宅の中過ごす発症5日目。
コロナの症状はかなり良くなってきていたものの、普段よりひどめの腰痛があったり、日に日に大きくなる双子入りのお腹に、私の戦闘力は激減(汗)
コロナにかかったことによって、体力も一気に落ちてしまい、産前の寝たきり生活が長くなるのでは…と心配になってきます。
幸い、娘の方は熱もなく、症状も少し咳が出る程度で本人は元気そう。
夫もスーパーやドラッグストアなど、娘を連れて外出をしてくれましたが、私もできるだけ家事・育児に参加できるよう、絵本など無理のない範囲で娘とかかわるようにしていました。
発症6日目
この日以降、コロナによる体調不良からはすっかり回復し、双子妊娠の通常運転に。
隔離推奨期間も昨日で終わり、今日からようやく気兼ねない外出が解禁!
夫はこの日も在宅勤務だったものの、朝から夕方まで打ち合わせがたくさん入っていたため、久しぶりに私がメインで娘の相手をしました。
闘病生活ですり減った体力で、がっつりお出かけは難しかったのですが、娘と一緒に家の周りをお散歩したり、久しぶりに外の空気を吸ってリフレッシュ♪
発症から1週間、ようやくかつての日常が戻りはじめたのでした。
妊娠中にコロナにかかって感じたこと
双子妊娠後期ということもあり、今回の闘病生活は、これまでの体調不良とは全く違う大変さがありました。
特に、発症直後は起き上がれないほどのしんどさに、気持ちまで落ちてしまい悪循環。
ですが、遊びたい盛りの娘の相手をはじめ、夫の献身的な協力には本当に助けられました。普段はいろいろな不満もありますが、今回ばかりは大感謝!
ひと通りの家事・育児はお互いができるよう、普段から協力してきた甲斐がありました。
何があるかわからないこのご時世、時には大変な時期があっても、家族で協力して乗り越えていけるような力を育てていきたい…と改めて感じたコロナ生活でした。
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